【この講座の特徴】
① 筋・筋膜全体のつながりを知り、治療に活用できるようになる。
② 頸部の緊張や痛みを、関連の深い別の部位からアプローチすることで改善できる徒手技術が身につく。
③ 筋スパズムに有効な筋膜連結や運動連鎖を生かした運動療法が学べる。
○座学
筋膜の基礎知識
運動連鎖の基礎知識
筋膜連結と運動連鎖の関係性
筋・筋膜アナトミートレインの12のラインによる筋膜の連結について
筋膜連結の刺激の方法について
○実技
筋膜ラインの評価と
筋膜ライン上のアプローチポイントの評価と選択
筋膜連結を用いた頸部の痛みへのへの徒手的アプローチ
筋膜連結と運動連鎖を用いた頸部の痛みに有効な運動療法
【講師】
市川 悠 理学療法士 15年目
PTOTの寺子屋 HAND-OFF代表
【当日の学習フォローについて】
①
当日の講義は19時開催ですが、実技に不安のある方で特に筋の触診が苦手な方は開始の1時間前の18時に会場にお越しください+500円になりますが、筋膜の触り方などについてフォロー講座をご案内しています。
②復習用動画を配布しています。(当日撮影)
③当日は基礎的技術ですが、実際の臨床での基礎の応用方法を定額制参加者のみブログで公開しています。
【講師からご案内】
臨床で頸部に対してアプローチ出来ていますか?頸部はよく「触るのは危ない」と先輩に言われ、頸部に全く触れない、触れない人も多いのではないでしょうか?たしかにそれはリスクを避けるという意味では正解です。
しかし治療がしたいというのであれば話は別です。臨床では頸部にアプローチができることは臨床で非常に有利に働きます。例えば後頸部~後頭骨や横頸部~側頭骨の付近はほぼ全身の筋・筋膜のつながりの中継地点であり非常に全身に影響の大きい場所です。
後頚部や後頭部を治療することで足関節の底屈・背屈・内反、外反の可動域が変化するくらい遠位に影響を及ぼすのです。腰の痛みに対して頸部からアプローチする事をやっているセラピストも見かけます。
それでも「頸部を直接触るのは・・」と思う方もいるでしょう。
しかし頸部を治療しようと考えた時に、実は直接頸部を触れなくても筋緊張を緩めることができます。頸部には上肢・体幹からの筋膜のつながりがあり、それらにアプローチをしていくことで頸部の緊張を緩めることが可能なのです。
またこれも大事なことなのですが、筋膜のつながり上だったらどこでもいいというわけではありません。場所によっては患部と関係性の高い場所と低い場所があります。
筋筋膜アナトミートレインのラインを暗記している方は新人~5年目のセラピストの中でも既に多いと思いますが、なんとなくライン上を触っているだけになっている方も多いのではないでしょうか?
筋膜のつながりを用いた治療の効果を高めるには
①筋膜ライン全体の評価法
②患部に影響のあるラインの評価選択と、そのライン上で効果のある部位の評価選択
③効果的な刺激の仕方
この3つを知っておくことが重要なのです。当日の講座はこれらについて座学・実技を通じて体感できる内容になっています。
アプローチ技法自体は簡単なので、筋膜に関する講座が初めての方でも受講できます。意欲ある皆さんの参加をお待ちしております。