ピラティス+rehab【体幹部の除痛・安定化のための評価と運動療法】


<概要>
どんな疾患のリハビリを行うにも体幹は重要です。

しかしながら腰痛患者さんは体幹の深層筋が弱いからとりあえずドローインをして腹横筋を鍛える、体幹が弱そうな人はとりあえず座らせてリーチ動作をする、そんな画一的なアプローチになってしまっていませんか?

そもそも患者さんに要求されるのは体幹が『強い』ことなのでしょうか?

腹横筋を代表とする深層筋はたしかに体幹の安定性に関与しますが、求められるのは「強さ」ではなくて「速さ」です。反射的に収縮・反応できるかどうか、さらに左右差を評価する必要があります。

また促通のための肢位やエクササイズの難易度を調整することも大事です。はじめから座位で促通をおこなうのではなく、人間の発達段階的な考えに則り評価や治療手段を選択していく必要があります。

当日は姿勢評価、体幹深層筋の機能評価から始まり、また運動の種類が豊富なピラティスを基調とした体幹の安定化のための運動療法を指導いたします。※ピラティスは高齢者にも使える内容が豊富にあります。

この講座を受講することでセラピスト自身が『体幹の安定』の意味を実感し、明日から患者さんに対する指導が変化することでしょう。


<当日の詳細・内容>
A:座学
①体幹の安定に必要な神経学的要素について
②腰部の除痛に必要な要素について
③ピラティスのニュートラルの概念に基づいた姿勢分析について
④コアの筋肉(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋・横隔膜)の機能
⑤ピラティスの呼吸法(横隔膜を使った呼吸)の重要性
⑥呼吸による体幹筋の賦活と腹圧の向上のメカニズムについて
⑦ドローインとブレーシング(コルセット効果)の違いについて
⑧joint by joint 理論


B:実技
① ピラティスの呼吸法
② 姿勢評価(立位・背臥位・横臥位)
③ 腹横筋・多裂筋・骨盤底筋の神経━筋機能評価(反射的に収縮が可能かどうか)
④ 体幹の安定、股関節分離のためのエクササイズ(5~10種目)
⑤ 約30~40分間のフロー(流れで行う)レッスンで運動誘導時のキューイング(言葉かけ)やタッチングを用いて運動指導法を学ぶ。


<講師>
① Yûta  運動器認定理学療法士 BESJ認定ピラティス指導者 
② 補助講師:市川 悠 理学療法士 ピラティス指導者 


<受講による効果>
・明解な姿勢評価法が身に付く。
・腰痛に有効な体幹の運動療法を習得できる。
・体幹の安定をセラピスト自身が実感できるようになる。
・分析や運動指導能力が向上し、患者さんの代償運動を見逃さなくなる。

【適用疾患】
・ヘルニア、狭窄症など腰部疾患全般 ・その他、体幹不安定性により起きる機能障害全般